家族でお得に利用できる格安SIM(MVNO)をおすすめ9社比較で検証!選び方やメリット・デメリットも解説
今や一人一台以上のスマートフォンの利用が当たり前となっている現代、人数分の利用料が掛かる家族単位の携帯電話料金への出費はかなり大きいものですよね。
なるべく費用を抑えるために、キャリアよりもリーズナブルにSIMを契約できる「格安SIM(MVNO)」への家族での乗り換えを検討する人も少なくないのではないのでしょうか。
この記事では、家族で格安SIMに乗り換えるメリット・デメリットや、格安SIMを決める際に注目して欲しい選び方を解説しています。
それを踏まえて、家族で契約することでお得に利用できる家族割やシェアプランを取り扱うMVNOを含めた格安SIM9社を比較し、おすすめの家族向け格安SIMを4項目に分けてご紹介します。
記事中に「MNO」「MVNO」などの言葉を用いていますが、MNOは「自社の通信回線を所有する通信事業者(3大キャリアや楽天モバイル)」、MVNOは「MNOの回線を借りて通信サービスを提供する通信事業者」のことを表しています。
この記事では、格安SIMを取り扱う通信事業者である「MVNO」を主にご紹介します。
INDEX
家族向け格安SIM(MVNO)とは?主な家族向けサービスの種類を解説
多数の格安SIM(MVNO)が存在する中で「家族向け」と呼べるのは、大きく分けて3つのサービスを取り扱っている格安SIMであると考えられます。
一つ目は、利用料金から毎月割引をしてもらえる「家族割」です。基本的に家族全員の回線または主回線以外に割引が適用されます。
一ヶ月ごとの一回線分の割引額を見ると僅かなものに感じられるかもしれませんが、長期間の家族分の総額を計算すると通常よりもかなりリーズナブルに利用できるでしょう。
二つ目は、主回線のデータ容量を複数のSIMで共有する「シェアプラン」です。副回線として家族分のSIMカードを追加することで、家族で一つのプランの容量をシェアできます。追加分のSIMカードの月額利用料はかなり安くなっているので、主回線で高額の大容量のプランを契約しても、複数回線で共有すれば一回線あたりの料金はかなり安くなるでしょう。
三つ目は、家族間での通話をお得に利用できる「家族間通話割引」です。家族との通話・特に通話時間が長い相手との通話の料金が無料になる・安くなる通話オプションや通話プランを設けているMVNOもあります。
連絡を取る機会も多いであろう家族との通話料金を削減することで、月々の利用料金も抑えられるでしょう。
自分の家族にはどの家族向けサービスが適しているかを検討した上で、そのサービスのある格安SIMを選択すると良いでしょう。
家族みんなでお得に利用できる格安SIMの選び方は?
おすすめの家族向け格安SIMを比較・ご紹介する前に、格安SIMを選ぶ上でチェックすべきポイントを3つご紹介します。
この記事を読んでいる方の多くは、やはり「なるべく携帯利用料金を抑えたい!」と考えている方がほとんどではないでしょうか。
先ほどご紹介したような、家族みんなで契約することでお得に利用できる家族向けサービスを取り扱うMVNOはもちろんですが、格安SIMは通常プランの料金自体がそもそもリーズナブルに設定されています。
家族割を適用した料金やシェアプラン利用時の料金を含め、実際に利用できる実質料金を総合して比較し、最も費用を抑えられる格安SIMを選択すると良いでしょう。
スマートフォンを利用する上で、通信を行えるデータ容量も大事なポイントです。
各社ごとに設けているデータ容量のプランが異なるのはもちろんですが、主回線で契約した一つのプランのデータ容量を家族みんなでシェアする場合は、それなりに大容量のプランを取り扱っているMVNOを選択するのがおすすめです。
また、シェアプランの場合、契約したデータ容量を無駄にすることなくみんなで共有できるというメリットはありますが、中には通信できるデータ容量を各々で確保したいという人もいるでしょう。そういった方は、シェアプランではなく家族割が適用される格安SIMや、シェアの形でなくともお得に利用できる格安SIMを検討してみると良いでしょう。
電話番号発信の通話をオプション等なしで利用すると、基本的に22円/30秒の通話料金が発生します。いくら月額利用料を抑えたとしても、通話料金がかさんで割高になってしまったら意味がありませんよね。
今回記事中でご紹介する格安SIMには、特に通話を多く利用した相手との通話料金を無料にしてくれるオプションを取り扱うMVNOや、そもそも通話料金が発生しない格安SIMも存在します。
家族との通話を頻繁かつ長時間利用する方は、ぜひ通話に掛かる料金についてもチェックしてみてください。
家族向け格安SIMのおすすめは?格安SIM9社の料金・サービス比較で徹底検証
家族向け格安SIM(MVNO)の選び方をご紹介したところで、続いては格安SIMを取り扱うおすすめの9社の料金・データ容量・家族向けサービスの有無について徹底比較しました。比較結果は以下の通りです。
主な料金プラン (音声通話SIM) | データ容量 | 家族割 | シェアプラン | 家族間通話割引 | |
---|---|---|---|---|---|
楽天モバイル | 月額0~3,278円※1 | 段階制 (楽天回線は無制限、パートナー回線は最大5GB) | 〇 専用アプリを利用しての発信で通話料無料 | ||
BIGLOBEモバイル | 月額1,078~8,195円 | 1~30GB | 〇 2回線目以降の家族会員は、毎月220円割引で利用できる | 〇 月額990円でSIMカード追加可能 | △ 専用アプリを利用しての発信で9.9円/30秒 |
OCNモバイルONE | 月額770~1,760円 | 1~30GB | 〇 月額682円でSIMカード追加可能 | 〇 ・トップ3かけ放題が月額935円 ・かけ放題ダブル(トップ3かけ放題+10分かけ放題)が月額1,430円 | |
エキサイトモバイル | ■Fitプラン 月額495~3,245円 ■Flatプラン 月額660~11,198円 | ■Fitプラン 段階制(最大25GB)※2 ■Flatプラン 3~50GB※2 | 〇 月額528円でSIMカード追加可能 | △ 音声通話SIM契約で、11円/30秒 | |
トーンモバイル※2 | 月額2,695~2,915円 | 無制限 (動画視聴分の容量は別途購入) | 〇 トーンモバイル同士の電話は24時間無料 | ||
LIBMO | 月額1,078~2,728円 | 1~30GB※3 | 〇 かけ放題ダブル(トップ3かけ放題+10分かけ放題)が月額1,430円 | ||
DTI SIM | 月額1,078~2,728円 | 1~10GBおよび1.4GB/日 | △ 専用アプリを利用しての発信で11円/30秒 | ||
UQモバイル | 月額1,628~3,828円 | 3~25GB | |||
J:COM | 月額1,078~2,728円 | 1~20GB |
※2 トーンモバイルで契約できるSIMはiPhoneにのみ対応
※3 最大200kbpsの低速通信のみのプラン含む
格安SIMを取り扱うおすすめのMVNOを比較してみると、主な料金プランやデータ容量はもちろん、家族向けサービスである「家族割」「シェアプラン」「家族間通話割引」の有無・概要も様々でした。
この比較を踏まえて、取り上げた9社の中から家族での利用に特におすすめな格安SIMを、家族向けサービスの取り扱うMVNOを中心に「とにかく料金を抑えたい人におすすめの格安SIM」「家族割を適用したい方におすすめの格安SIM」「シェアプランを契約したい方におすすめの格安SIM」「家族間通話を安く利用したい人におすすめの格安SIM」の4項目でピックアップしてご紹介します。
この比較だけではどれを選べばいいか悩んでしまう・・・という人は、自分の希望に合ったおすすめの格安SIMをチェックしてみてください。
とにかく料金を抑えたい方におすすめの格安SIMはこちら!
家族向け格安SIMをお探しで、とにかく料金を抑えて格安SIMを利用したい!という家族には「楽天モバイル」がおすすめです。
楽天モバイル
楽天モバイルは、自社回線である楽天回線を所有しているためMNOに区分されますが、au回線を用いたパートナー回線によるMVNOのサービスも一部提供しています。
楽天モバイルは段階定額制の料金プランを取り扱っており、最低0円から料金が設定されているので、低容量で十分な人は費用を抑えて、大容量の通信を利用する人は格安料金で無制限通信を行えます。
楽天モバイルはオリジナルのアプリを通しての通話は料金が掛からないため、家族間通話も無料で利用できます。
家族向けサービス形態 | 家族間通話無料 |
サービス内容 | ■「Rakuten Link」アプリで国内通話かけ放題 楽天モバイルオリジナルの「Rakuten Link」のアプリを通して国内通話を利用した場合、無料で国内通話かけ放題になる |
主なSIMプラン料金 | 【主回線】データ通信+SMS+音声通話SIM ・~1GB 月額0円※ ・1~3GB 月額1,078円 ・3~20GB 月額2,178円 ・20GB~ 月額3,278円 【通話料金】 ・Rakuten Linkアプリ利用時 無料でかけ放題 ・通常時 22円/30秒 |
対象者 | 特に制限なし |
SIM対応機種 | iOS(iPhone6s以降のiPhone)、Android(SIMロック解除可能な端末)など |
SIMとセットで購入できる端末 | iOS(iPhone12シリーズ・iPhoneSE第2世代)、Android(OPPOシリーズ・AQUOSシリーズ・Galaxyシリーズ等)、Rakutenオリジナル端末 |
おすすめポイント | ・段階性の料金プランで、データ通信量によって自動的に料金を抑えられる ・格安の料金で楽天回線を用いての通信は無制限で利用可能 |
楽天モバイルでは、その月に自分が通信を行ったデータ容量の分の費用のみを支払えば良いため、どんな利用スタイルの人でもお得に格安SIMを利用できます。
また、楽天モバイルでは楽天回線を用いた通信は無制限で利用可能となっています。速度制限の縛りも無く、完全無制限の格安SIMを月額3,000円台で契約できるのは楽天モバイルの最大の魅力でしょう。楽天モバイルは家族割やシェアプランなどの特別な家族向けサービスは無くとも、各々がデータ通信量を気にする必要もなく、最安の料金で快適に利用できる格安SIMです。
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家族割を適用したい方におすすめの格安SIMはこちら!
家族向け格安SIMをお探しで、特に家族割による料金割引を適用したい!という家族には「BIGLOBEモバイル」がおすすめです。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルは、今回取り上げた格安SIMの中で唯一家族割引のサービスを取り扱っているMVNOです。また、家族割だけではなくシェアプランも取り扱っているため、希望に合わせて選択することが可能となっています。
家族向けサービス形態 | 家族割(料金割引) | シェアプラン |
サービス内容 | ■BIGLOBE家族割 2回線目以降の家族会員は、毎月220円割引で利用できる | ■シェアSIM 主SIMのデータ容量を複数のシェアSIMで共有できる |
主なSIMプラン料金 | 【主回線】 音声通話SIMプラン ・1GB 月額1,078円 ・3GB 月額1,320円 ・6GB 月額1,870円 ・12GB 月額3,740円 ・20GB 月額5,720円 ・30GB 月額8,195円 【副回線】 音声通話SIMプラン ・1GB 月額858円 ・3GB 月額1,100円 ・6GB 月額1,650円 ・12GB 月額3,520円 ・20GB 月額5,500円 ・30GB 月額7,975円 | 【主回線】 音声通話SIMプラン ・1GB 月額1,078円 ・3GB 月額1,320円 ・6GB 月額1,870円 ・12GB 月額3,740円 ・20GB 月額5,720円 ・30GB 月額8,195円 【副回線】 シェアSIM(音声) ・月額 990円 ・SIMカード追加手数料 3,300円 ・SIMカード準備料 433円 |
契約可能回線数 | 最大5回線(主回線含む) | 最大5回線(主回線含む) |
対象者 | BIGLOBE会員と生計を同じくしていること。(同居している家族、離れて暮らす家族・親戚(別住所・別姓含む)) | BIGLOBE会員と生計を同じくしていること。(同居している家族、離れて暮らす家族・親戚(別住所・別姓含む)) |
SIM対応機種 | iOS(iPhone4s以降のSIMフリー版またはdocomo版iPhone・iPhone6s以降のau版またはSoftBank版iPhone)、Android(SIMロック解除可能な端末)など | iOS(iPhone4s以降のSIMフリー版またはdocomo版iPhone・iPhone6s以降のau版またはSoftBank版iPhone)、Android(SIMロック解除可能な端末)など |
SIMとセットで購入できる端末 | iOS(iPhoneSE第2世代)、Android(AQUOS sense4・OPPO Reno3 A等) | iOS(iPhoneSE第2世代)、Android(AQUOS sense4・OPPO Reno3 A等) |
おすすめポイント | ・YouTubeやApple Musicなどの動画や音楽サービスが使い放題のエンタメフリーオプションあり ・家族割とシェアSIMから希望に合わせて割引を選択可能 ・docomo回線とau回線から選んで通信を行える | ・YouTubeやApple Musicなどの動画や音楽サービスが使い放題のエンタメフリーオプションあり ・家族割とシェアSIMから希望に合わせて割引を選択可能 ・docomo回線とau回線から選んで通信を行える |
BIGLOBEモバイルでは、家族割を適用することで2回線目以降は最低858円からのリーズナブルな料金で利用することが可能です。
一つの回線のデータ容量をシェアする形でなく、各々で通信を行えるデータ容量を確保したいという家族にはBIGLOBEモバイルが向いているでしょう。
また、BIGLOBEモバイルの格安SIMの特徴は、YouTubeやApple Musicなどの多数の動画・音楽サービスをデータ消費なしで利用できる「エンタメフリーオプション」が設けられていることです。3GB以上の音声通話SIMを契約した場合は月額308円でオプションを付帯できるので、主に動画や音楽の視聴でデータ容量を消費するという家族は、低容量の格安プラン+エンタメフリーオプション+家族割でお得にスマホを利用できるでしょう。
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シェアプランを契約したい方におすすめの格安SIMはこちら!
家族向け格安SIMをお探しで、特にシェアプランを契約してデータ容量を共有したい!という家族には「エキサイトモバイル」「OCNモバイルONE」がおすすめです。
エキサイトモバイル
エキサイトモバイルは、今回取り上げたシェアプランを取り扱う格安SIMの中で、副回線のSIMカードの月額料金が最も抑えられているMVNOです。家族でデータ容量を共有するためにも十分な大容量プランも特徴の一つとなっています。
家族向けサービス形態 | シェアプラン |
サービス内容 | ■SIM追加 SIMカードを追加することで、主回線のデータ容量を分け合える |
主なSIMプラン料金 | 【主回線】 音声対応SIMカード ・Fitプラン~25GB 月額495~3,245円 ・Flatプラン3GB 月額1,210円 ・Flatプラン20GB 月額2,068円 ・Flatプラン30GB 月額4,400円 ※低速通信のみ・12GB・25GB・40GB・50GBのFlatプランもあり 【副回線】 音声対応SIMカード ・月額 528円 ・SIM追加手数料 3,300円※ ・SIMカード発行手数料 433円 【通話料金】 ・電話番号の先頭に「0037-692」を付けての発信時 11円/30秒 ・通常時 22円/30秒 |
契約可能回線数 | 最大5回線(主回線含む) |
対象者 | 特に制限なし |
SIM対応機種 | iOS(iPhone4s以降のSIMフリー版iPhone・iPhone5c以降のdocomo版iPhone・iPhone6以降のau版またはSoftBank版iPhone)、Android(ドコモ購入の端末またはSIMロック解除可能な端末)など |
SIMとセットで購入できる端末 | iOS(iPhoneXS Max・iPhone8・iPhone8 Plus・iPhone7)、Android(AQUOS sense4・OPPO A73等) |
おすすめポイント | ・SIMカード1枚ごとにドコモ回線・au回線から選択できる ・段階制の「Fitプラン」と定額制の「Flatプラン」からプランを選べる |
エキサイトモバイルでは、副回線として追加した音声通話SIMを月額528円の格安料金で利用することができます。一見高額に感じられる大容量プランを主回線で契約したとしても、家族でデータ容量をシェアすることで1回線あたりの費用はかなり抑えられます。
エキサイトモバイルは最大でデータ容量50GBのプランを設けているため、一人一人のデータ容量をしっかりと確保したいという家族での容量シェアにも向いているでしょう。
また、エキサイトモバイルでは通常の半額の11円/30秒の割安料金で通話可能なサービスも設けられているため、家族間通話を含めお得に通話を利用できるのも特徴です。
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OCNモバイルONE
OCNモバイルONEは、容量をシェアして利用するSIMカードの追加手数料が設けられておらず、初期費用を抑えて格安SIMを契約できるMVNOです。また、家族間の頻繁な通話を割安で行える通話オプションも設けられています。
家族向けサービス形態 | シェアプラン | 家族間通話割引 |
サービス内容 | ■容量シェア SIMカードを追加で契約することで、主回線のデータ容量をシェアできる | ■トップ3かけ放題 この通話オプションを付帯すると、通話料が掛かった上位3番号の通話料が無料になる |
主なSIMプラン料金 | 【主回線】 音声対応SIMカード ・1GB/月コース 月額770円 ・3GB/月コース 月額990円 ・6GB/月コース 月額1,320円 ・10GB/月コース 月額1,760円 【副回線】 音声対応SIMカード ・月額 682円 ・SIMカード手配料 433.4円 | 【通話オプション】 ・トップ3かけ放題 月額935円 ・かけ放題ダブル(トップ3かけ放題+10分かけ放題) 月額1,430円 |
契約可能回線数 | 最大5回線(主回線含む) | |
対象者 | 特に制限なし | 特に制限なし |
SIM対応機種 | iOS(iPhone5c以降のiPhone)、Android(ドコモ購入の端末またはSIMロック解除可能な端末)など | iOS(iPhone5c以降のiPhone)、Android(ドコモ購入の端末またはSIMロック解除可能な端末)など |
SIMとセットで購入できる端末 | iOS(iPhone12シリーズ・iPhone11シリーズ)、Android(moto g100・OPPO A73・Xperia 10Ⅱ等) | iOS(iPhone12シリーズ・iPhone11シリーズ)、Android(moto g100・OPPO A73・Xperia 10Ⅱ等) |
おすすめポイント | ・OCN光回線との併用割引あり ・ドコモ回線でサービス提供エリアが広い | ・OCN光回線との併用割引あり ・ドコモ回線でサービス提供エリアが広い |
OCNモバイルONEでは、副回線として利用するSIMカードを追加する場合、初期費用はSIMカード手配料の433円のみとなっています。家族分のSIMカードを追加するとなると回線数分の初期費用がかさんでしまうので、OCNモバイルONEはシェアプラン契約時の手数料を抑えたい人におすすめです。
OCNモバイルONEで契約できるデータ容量は最大10GBとなっているため、少人数の家族や、自宅にインターネット環境が設けられている家族に向いているでしょう。また、トップ3かけ放題の通話オプションを付帯すると、その月に通話を長時間利用した上位3番号との通話料が免除されるため、家族間で頻繁に通話する人はお得に通話を行えます。
>>追加SIM契約時の初期費用が安い!お得な通話オプションもあるOCNモバイルONEはコチラ
家族間通話を安く利用したい方におすすめの格安SIMこちら!
家族向け格安SIMをお探しで、特に家族間の通話をお得に利用したい!という家族には「楽天モバイル」「トーンモバイル」がおすすめです。
専用アプリを利用しての通話は料金が掛からず、家族間の通話ももちろん無料で利用できる楽天モバイルについては、前述の「とにかく料金を抑えたい方におすすめの格安SIMはこちら!」の項目をご参照ください。
トーンモバイル
トーンモバイルは、トーンモバイルの格安SIMを利用している方同士は無料で通話を行えるサービスを設けているMVNOです。また、利用制限やフィルタリングなどの子供のスマホ利用を見守れる機能が豊富に用意されているのも特徴です。
サービス形態 | 家族間通話無料 |
サービス内容 | ■トーンモバイル間の通話無料 トーンモバイル同士で通話を利用する場合、24時間無制限で通話無料 |
主なSIM料金プラン | 【主回線】音声通話SIM※iPhoneにのみ対応 ・月額 1,650円 (動画視聴以外のデータ容量無制限・動画チケットは1GB490円) ・090音声オプション 月額1,045円 |
対象者 | 特に制限なし |
SIM対応機種 | iOS(iPhone5s以降のSIMフリー版またはdocomo版iPhone・iPhone6s以降のau版またはSoftBank版iPhone) |
SIMとセットで購入できる端末 | トーンモバイルオリジナル端末 |
おすすめポイント | ・動画視聴などの高速通信以外はデータ容量無制限で利用可能 ・利用制限や現在地確認、フィルタリング機能など家族向けサービスが豊富 |
トーンモバイルでは、トーンモバイル利用者同士の通話料は一切発生しないため、家族みんなで乗り換えた場合の家族間通話は24時間無料となります。
また、トーンモバイルは通信速度は他社に劣り、動画視聴などの通信利用は別途で料金が掛かるものの、高速通信以外のデータ容量は無制限で利用可能です。
通話やメッセージのやり取りなどを主な用途としてスマホを利用する方、小さい子供やシニアなどで初めてスマホを使い始める方などにおすすめの格安SIMです。
>>利用者同士は無料で通話可能!小さい子供の利用にも安心なトーンモバイルはコチラ
家族向け格安SIMを契約するメリット・デメリット
ここまでおすすめの家族向け格安SIMについてご紹介してきた内容を含め、家族向け格安SIMに乗り換えるメリット・デメリットをそれぞれまとめました。
・家族割(料金値引き)が適用される
・シェアプランで主回線のデータ容量を共有できる
・家族間通話がお得に利用できる
・利用料の請求をひとまとめにできる
・契約名義と支払い名義を同一化しなければならない場合あり
・使えるデータ容量が制限される
・契約後に別途で家族割などの申請が必要な場合あり
家族向けのサービスを取り扱う格安SIMに乗り換えることによるメリットとして、各回線に家族割による料金値引きが適用される、利用料の安い副回線のSIMを追加してデータ容量をシェアできる、同じMVNOの格安SIMを契約することで家族間通話料が抑えられる、家族の携帯電話利用料金をひとまとめにして支払い・管理できるなどが挙げられます。
ですが、家族向け格安SIMへの乗り換えによって、支払い名義と名義を同一化するために契約名義を変更しなければならない場合がある、特にシェアプランなどの利用の際には各々が使えるデータ容量が制限される、などデメリットも伴います。
乗り換えによるメリットの恩恵を受けられる格安SIMはもちろん魅力的ですが、デメリットにも注意した上で選択すると良いでしょう。
家族みんなで格安SIM(MVNO)を契約するならこれがおすすめ!【まとめ】
ここまで、家族向け格安SIM(MVNO)のサービスの種類や家族向け格安SIMの選び方、メリット・デメリットを解説し、格安SIM9社を比較した上で家族向けおすすめ格安SIMをピックアップしてご紹介しました。
もちろん自分の希望するサービスを取り扱う格安SIMを選択するのがおすすめではありますが、やっぱりどの格安SIMが良いか迷ってしまう・・・というご家族に当サイトが一番おすすめしたいのは「楽天モバイル」の格安SIMです。
楽天モバイルは家族割やシェアプランなどの家族向けサービスこそ取り扱っていないものの、使用したデータ容量によって定められるプランはどの容量帯の料金も元々最安級に設定されており、どんな利用スタイルの人でも格安で利用することが可能です。
楽天回線を用いた通信は完全無制限で、1回線あたりの最大料金も3,000円台とリーズナブルな利用料金のため、データ容量を気にしながら通信を行う必要もありません。
更に、楽天モバイルは専用アプリからの発信による通話料は掛からないので、家族間通話ももちろん24時間無料で利用できます。
料金のリーズナブルさや利用できるデータ容量、無料の音声通話など、総合的なサービスを加味した上で、楽天モバイルは最もお得に契約できる格安SIMと言えるでしょう。
現在の家族の携帯電話利用料金に不満がある方や、もっと安くしたいという方は、この記事でご紹介した楽天モバイルを含む家族向け格安SIMを検討してみてください。